youtubeにMVを投稿するに至るまで⑨~いざ撮影

2018年5月末~6月にかけて、ようやく自分たちのMVの撮影を開始し始めた。ロケーションは時々使わせてもらっている京都から福井に入ったあたりにある廃校。カメラはどこから撮影するかを考えた結果、5台用意することにした。3人が写る引きのカット、康成のカット、tomoco.Kのカット・・・といった感じだ。
撮影は「飛行機雲」以外は夜に撮影する事にしたため、ただでさえ暗い廃校なので強めのLED照明を3台用意した。最終的に照明の前に小さめの穴を空けたダンボールを固定し、ピンスポット的な使い方をした。照明はとても重要だ。例えば真昼間のテレビ番組の撮影なんかでも、室内では必ずと言っていいほど顔には証明を当てている。特にカメラで撮影する場合肉眼で感じている以上に暗いので、照明は必須だ。

カメラは僕の一眼と、tomoco.Kの家にある一眼。後は各々のスマホに有料のカメラアプリを入れて撮影に挑んだのだが、tomoco.Kのスマホは新しかったのだがアプリとの相性が悪かったのか、時々小刻みに震えるように録画されている箇所があり、使えないと判断し結果撮影は一眼2台スマホ2台の計4カメで行うことになった。因みにカメラアプリは”FiLMiC Pro”というもの。これにより露出等をコントロール出来た。

撮影で一番厄介になると予想していたのが、ノイズだった。ISOを上げれば簡単に明るい映像を撮る事は出来るが、そうなるとノイズが乗ってくる。それを避けるためにISOを下げることは必須だったが、そうなると映像は暗くなるため出来る限り場を明るくする事は絶対条件で、その上で各カメラでISOを自由に設定出来る必要があったのだ。

あと録音に関してだが、歌、ギター、ピアノ、シンセ、全てパラで出したあと康成のPCに個別に入力し、リアルタイムに実際に演奏しながら別系統で録音した。


撮影はカメラのチェックや音のチェック、ミステイクもあるのでだいたい1回行く事に1曲もしくは2曲を撮って帰ってくることが目標だった。1曲につき、取れ高の事もあるのでOKテイクを2回撮るようにしていた。
全てのカメラの撮影を開始させた後、演奏し、全ての撮影を停止させ、僕も持って行っていたPCと康成のPC2台にデータを保存する。康成PCの方でざっくり映像のコントラストなどをいじりながら使えるかどうか、そもそも問題なく全て録画出来ているかどうか等をチェックする。今から思えばよく頑張っていたもんだ。


6月と言っても福井の山奥にある夜中の廃校はフツーに寒い。石油ストーブを焚きながら撮影した。そしてだいたい明け方まで撮影した後各自車で帰路に着き、僕はそのまま珈琲屋に仕事に行くような生活だった。

そんな作業を約1ヶ月の間5曲分行い、撮り終えた。

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