今日は3人で、主に”ウイルス”のアレンジを行っていた。しかし、その中で今回少し苦労した事があった。
ミドル辺りのキーに対し、エレキギターに近い音色のシンセリードでレコーディングしようとした時だが、よく聴くとフィルターの効果なのかデチューンの効果なのか、音が回っている。
アタックを出したい場面で時々頭の音が潜り込むので、それでは具合が悪いということでその揺れを止めようと試みたのだがそれが中々大変だった。
まず3つの音色をレイヤーしていたので、一つずつミュートして確認していく。もちろんLFOはどれもかかっていない。
細かく見ていってみると、音源によって僅かにデチューンがかかっているものなどがあった。その辺りのズレもなくしていく。
しかし最後までやっかいだったのが、Sylenth1の設定だった。
こちらも僅かにデチューンされているオシレーターがあったので、それも”0”にした。
フィルターやピッチにパッチの設定が残っていないかも確認したが全て関係は切られている。
その他”音が揺らされる可能性のあるところ”は当たれる限り当たったのだが、ときおり発音時に音が潜り込んでしまうと言う現象はなくならない。
何かと何かが干渉しているのだろうか。
一つ一つのオシレータのボリュームも切って原因を突き止めようともするが余りここで時間も使っていられない。
そんな中、有効な効果を見つけたのが「RETRIG」というボタンだ。
このボタンをオンにすることで、発音時に強制的に、波形を正確に同じ場所から始まらせる事が出来る。
また青枠で囲っているのは、その始まらせるポイントの設定だ。こちらも全てゼロ、同じ位置にしておく。そうする事で、音の揺れ、うねり、潜り込み、そう言った挙動を無くすことが出来た。
と言う事はやはり、恐らく、オシレーター同士が微妙に干渉していたのかもしれない。
ギターでもベースでもピアノでも、生の楽器を人が弾く以上音にムラがあって当然で、それでないと不自然である。
しかし同じように弾いているのに、アタックが時々潰れていたり変にフィルターの効果のようにこもると言う事はないだろう。
その点が、シンセサイザーは難しい。まだまだ遊び方が足りないなぁ。
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