今日初めに、また「手」を何となく聴いた。
サビがちょっと肉厚だなぁ。
少し明るくはなったようにも思うが、やはり地味さは拭えないなぁ。
そういった事をパッと聞いた感じの印象として受けた。けれど見方を考えれば、これまでのように聴いた瞬間の「あぁこれはダメだ」と言った感じは無かった。
もともと「手」はそういう曲だろ?そんな感じだ。そして大きく変わったと感じたのは今日、サビに入る前にピアノのローを、ドラムで言うタムの役割を担うように入れた事だ。
ドラムがいるなら確実にそう叩く。そう言う表現が今になって無いことに気付き、足された。
そして足されたことでサビへ向けて膨らんでいき、サビに入ったところでグッと圧縮されて、次へ展開する。一言でいえばメリハリと言えるのか、そう言った風に聴けるようになった。
これは不思議なことに、サビ自体の聴こえ方を変えたと思う。本当に大したものだと感じた。
サビのビートとか、スネアの位置に何か必要だとか、そんな話を越えてサビへの”入り方”でその後のサビを変えてしまった。音楽の不思議としか言い様がない。
これまでずっと着地点を見つけられずにギリギリで飛んでいた印象だった曲だったが、ブレイクスルー出来る点を見つけたのかもしれない。
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