youtubeにMVを投稿するに至るまで⑪~完結編

MVの「レター」を投稿した後は直ぐに他の動画編集に取り掛かった。次に着手したのは「危ない前提」だ。だいたい作業に入る前に、大凡のイメージがつき易いものとつきにくいものがある。この危ない前提に関しては予想通り撮れ高も多く、作業自体は一番スムーズに行ったのではないかと思う。


問題は次に取り掛かった「飛行機雲」だった。何よりもこの曲だけ唯一、日中に撮影している。他は夜日が落ちてから撮影を始めたが、これだけは明るい中で撮る事になっていたので昼過ぎには現地に集合し、逆に日が落ちる前までに撮りきらなければならなかった。しかも2テイク。
現に実際に出来上がっている「飛行機雲」のMVを見てもらうと、曲が始まった時と終わる頃には外の明るさが変わっている事が分かるだろう。もう日が落ち始めていたのだ。実際は部屋はまだ普通に明るいのだが、カメラ的には既にしんどい光量になってきていた。

他の曲の色調はほぼ黒とグレーと言って良い。言い方は悪いが誤魔化しが効くというか、まだ調整は出来た。しかし飛行機雲は”カラー”だ。色調の統一が困難を極め、厳密には統一は出来ていないと思う。
また曲調がとても穏やかである。そう言った点で映像の切り替え方やムービングなどについてこれだけ一番修正が入った作品だ。だから危ない前提みたいな曲は個人的にはやりやすかったのだ。しかも曲調がゆっくりと言う事は演奏や動作もゆっくりになるので、音声と映像を合わせ込むのが難しい。と言うか、実際どのタイミングで発音されているのか、だんだん分からなくなってくる。一番編集に時間のかかった曲だ。



残りの「壁画」と「眼」は、現在未編集である。「めぐりめぐる」も投稿され、現在はピッチを上げてアルバムのための音源制作を行っている。この様にどんどんと変わる状況の中で考えられることのベストを、出来ることのベストを、一つずつ一つずつ進めている。

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