今日触った曲は「ウィルス」と「ラブソング」。
(奇しくも新型ウィルスの大流行中だ。)
ウィルスはサビでのミドルのオブリガードを前回前々回くらいから見直していて、
今までのものはあまりハッキリとした仕事をせず立っても来ていなかった。
求めているものはサビ感だ。
今回の新しいフレーズはまず康成が家でギターで考え入れたものを
新しくオルガンで弾き変えた。
その後ギターの聴こえ方に限りなく近くなるように、
余計なことは極力行わずほぼEQだけで康成が処理した。
(ギターの音は伸びやかで艶もコシもある。
自分が中々不得意とする難しい部分だが、EQの施し方で
オルガンベースからそう言った特徴的な良さを立たせることが出来る。
音作り、音の棲み分けにおいて、EQは不可欠だとつくづく思う。)
結果現在、サビの中での全体のバランス、
曲を初めから通して聴いてきた時のバランス、
最後にもサビが来るが、その時とのバランス。
悪くないと思う。
イエモンの曲にありそうな、ヤサグレ感や独特のムードが出ている。
ある程度着地点が定まったところで後半は、ラブソングに着手する。
これも前々から言っていたのだがサビに入った時の、足りない感。
オルガンでローミドルでオブリはやっているが、もうひとつという判断だ。
オルガンパートの音量なのではと言ったが、
音量はもうそれなりに出していると言う。
その場で康成のテレキャスを使い、本人がとりあえず何度かサビの部分を弾いてみる。
ローミドルからミドルハイ辺りで何パターンか適当にフレーズを弾いて、
どこが一番欲しいのかをまず確認する。
結果やはり欲しいところは以前からローミドルでオルガンが動いている辺りだが、
それよりはもう少し上のところという感覚。
そこで生まれてきたフレーズがあるのだが、
以前はGから始まり下へ潜り、割りと単調にフレーズを繰り返していたが、
新しいフレーズは同じGからだが上へ上がり、歌う。
こちらもウィルスのオブリで使っていたオルガンの音色を使用し、
EQにより1800kHz辺りを広く持ち上げることでコシを出す。
結果感触的には新しい方が良いと思うのだが、
果たしてそうなのだろうか、と康成は言う。
前のはどこが良かったのかと聞いてみると、重さがあったと。
確かに前までのフレーズは下へ下がっていた分重さが出せていた。
次回はもう少し良いとこどりをしたようなフレーズを探す予定だ。
因みにラブソングに対してのイメージは
「昔のゲーム音楽」あの8bitのファミコン時代の音。
そのイメージがずっとあると言う。
その辺りの雰囲気ももう少しフレーズを練ることで、
一緒に出てくるかもしれない。
コメント